この映画は、大阪の新任教師が最後にはその肉を食べるという約束でクラスでブタを飼い始め、実際にこどもたちと一緒に「命」や「食べるという事」について真剣に話し合い、向き合った実話を元に作られています。
映画が始まった瞬間から、実話だけに子供たちがどういう結論を出すのか、また、自分だったらどうするのか、考えながら観ていました
いや〜、家畜に名前をつけちゃダメですよ^^; 情が移って決断がにぶるじゃありませんか;
ブタは家畜として飼われたとしたら生後半年で出荷されるんだそうで…
「だったら1年も生きたブタは長生きできたんだからいいと思います」
「そんなのひどいと思います じゃあ1年生きたのなら殺してもいいっていうことですか」
「殺すのと死なすのは違うと思います 殺したらそれでおしまいだけど、Pちゃんを食べる事は命を受け継ぐ事だと思います」
「先生…命の長さって誰が決めるんですか」
…子役たちには白紙の台本が渡されたそうで、子供たちの演技ではない心からの意見に胸を打たれました
っていうか、もう最初から最後まで泣きっぱなしですよ^^;;;;;
この子役ちゃんたちは、貴重な経験をさせてもらいましたね
Pちゃんを食べることを選ぶ子に、反対派の子が「そんな残酷なことをよく言えますね」と感情論と正論で対抗するシーンがあるのですが、言われた子がそれでも考えが揺らがないところが立派だと思いました
学校に抗議してきた母親たちに、母親たちの気持ちは汲みつつ、問い掛けるところはきちんと問い掛け、担任への理解を求める校長先生の姿勢もお見事でした^^
揺らがない信念って憧れます^^
どちらが正しいとか間違っているのを決めるのではなく、自分の意見をきちんと言う、そして他者の意見をきちんと聞く、その上でどうするべきか考える…
こういう経験は子供たちに必要だと思います^^
以前、この実話がドキュメンタリー番組で放送された際、放送局に「残酷だ」という抗議が殺到したそうですが、果たして「残酷」という言葉ひとつで片付けていいのでしょうか
世の中には養豚や酪農を生業としている人がたくさんいて、私たちの食卓にはしょっちゅう豚肉が並びます
「仕事でブタを飼っている人たちも、かわいがって育てたブタを出荷したくてしているんじゃないと思います みんな私たちと同じ思いです」
…「残酷」とか「残酷じゃない」ではなくて、最終的にはどこで気持ちの折り合いをつけるかなのでしょうね
原作者や監督さんが言う通り、この議論に正しい答えはないのでしょう
息子も私もいっぱい考えて、いっぱい話し合いました
Pちゃんはかわいい
…でも今晩のおかずはカツ丼でした^^;(ひどっ!?)
ぜひ観ていただきたい作品です^^





